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日向ぼっ子の大江戸散歩

現代のルーツ江戸を学んで今を探る

ほんに今夜は節分か?!

「ほんに今夜は節分か」 とは、三人吉三のお譲吉三が 「月もおぼろに白魚の・・・ほんに今夜は節分か・・・こつぁ春から縁起がいいわぇ」 言う科白で有名ですね。

    三人吉三


節分は季節を分ける、大寒が終わって明日は立春というのに寒い日が続きますよー 
今年は東京でも雪を何度も見るのでしょうかねぇ。

河竹黙阿弥作 『三人吉三』 の初演は、万延元年(1860)1月の市村座でした。

お譲吉三のこの科白は、通りすがりの夜鷹を大川に突き落として奪った金が百両だったので、幸運を喜ぶ盗賊の浮かれ具合が表現されているのですが、観客には強盗傷害犯の悪逆さを観客に微塵も感じさせない黙阿弥の真骨頂が出ているというのです。

     お富与三郎

4代目鶴屋南北から継承されている悪人物でも、南北の極悪人が最後に高笑いするのと比較すると、黙阿弥の悪人は小心者だったり、因果に翻弄される弱者であるといわれています

黙阿弥は日本橋の商家の次男に生まれ、読本や芝居の台本、川柳、狂歌の創作好きだったために、14歳で勘当されたというのです。

14歳とは現代の13歳中学1年で、勘当されるって現代との年齢差を感じますよねぇ。

勘当されて生計のために本屋の手代になった黙阿弥は、これ幸いと仕事そっちのけで読書三昧だったというのですから、かなりの大物です。

      白波5人男

その後狂歌や俳句、舞踊で頭角をあらわし、手づるから5代目鶴屋南北の弟子となって、天保14年(1843年)に2代目 河竹 新七を継ぎます。

立作者なっても鳴かず飛ばすだった時に4代目市川小團次と出会い、小團次のために書いた 『都鳥廓白波』(忍の惣太)が大当たりとなって世に出ました。

三人吉三も小團次との提携で、3代目澤村田之助のために書いた、お富と与三郎の 『与話情浮名横櫛』 や 5代目尾上菊五郎には白波五人男の 『青砥稿花紅彩画(あおとぞうし はなのにしきえ)』 を書き、幕末には引っ張りだこの歌舞伎作者となります。

        黙阿弥の住居跡碑

浅草の仲見世を少し外れた所に、黙阿弥住居跡の碑がありますね。

今夜はほんに節分ですが、柊も鰯の頭も門前から消え 「福は内、鬼は外」 の声は、子供からおじいさんの声に変わって久しい東京下町にも、商魂たくましい恵方巻に踊らされ無言でかぶりついて、今年の恵方 「南南東」 に向かって幸運を呼び寄せているのでしょうかねぇ^^;







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Author:日向ぼっ子
小千住生まれ、大千住育ち 江戸が大好きなおきゃんな中年増で~す。
江戸文化歴史検定1級取得


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