日向ぼっ子の大江戸散歩

現代のルーツ江戸を学んで今を探る

3代目の役割は?!

先週 池袋の古本市へ行って来ましたよ。重い物を持つと腰に良くないので、極力本の購入は抑えようと思っても、本を見ると手が伸び~る^^; 

      古本市

江戸の本に交じって、山本七平の 『昭和天皇の研究』 と 元憲兵著 『軍閥』 を購入。
山本七平の著書は、はじめてです。

現在 北の3代目が私たちに不安を与えていますが、3代目について、七平が書いています

「売り家と 唐様で書く 三代目」 という江戸時代の川柳がありますね。

初代が財産を作り、2代目が堅持したものを3代目になると食いつくし家を売りに出すようになるが、その売り家札の筆跡は遊び人らしく唐様 でしゃれている、と皮肉った川柳です。

七平は3代目の問題点は、初代以来の功臣との二つの関係であると言います。一つは功臣に対する主君の態度、二つ目は若き主君に対する功臣の気持ちですよ。

       家光 家光
        
3代目は 「位負け」 を感じる創業時からの功臣を遠ざけ、自分に都合が良いイエスマンを集めたがるというのです。家康から3代目の家光は、家康・秀忠に仕えた酒井雅楽頭(忠世)の家の前を、顔そむけて通るほど嫌っていました。

ある時 父秀忠から 「東照神君からの旧臣、気に入らないのは御身の我意、天下を治める者は我意はならぬ」 と厳しく諭されます。

昭和天皇もまた、武家政権から天皇親政体制に代わって、明治天皇から3代目ですね。

昭和天皇は学習院初等科終了後に東宮御学問所に於いて、7年間5人の学友と共に、選ばれた師に学びます。この頃の先生は、江戸時代末に生まれていますね。

昭和天皇の師となり、天皇の自己形成に大きな影響を与えたのは、杉浦重剛で安政元年(1855)近江膳所藩の儒者の次男に生まれています。重剛は緒方洪庵や伊藤玄朴に学び、蕃書調所に務めた経歴の人物です。

重剛は昭和天皇に 「守勢の難しさ」 を説き 「我意を捨てること」 を話します。

二つ目の創業時の功臣の態度は、若き当主に対して奉る風を装い、内心では馬鹿にしているのですね。天皇は昭和元年に25歳、終戦時は44歳でした。

        昭和天皇

家光は諸侯に対して 「生まれながらの将軍」 と宣言し 「不満なものは国に戻り戦の準備をせよ」 と言い渡し、勇気を示します。

昭和天皇を最も無視したのは、陸軍でした。天皇を 「玉」 「錦旗」 と表現し物扱いをしていたというのですが、これと同じことを幕末薩長が、孝明天皇・明治天皇対して抱いていた気持ちです。特に長州は 「玉」 を手に入れるべく、禁門の変を起こしています。

昭和天皇を玉としてロボット扱いをしたのが、2.26事件の青年将校で 「君側の奸」 を排除すれば天皇を操れると判断しますが、天皇自身が 「速やかに暴徒を鎮圧せよ」 と指示します。

天皇の君主としての志は 「立憲君主制で、『君臨すれども統治せず』」でした。

後に天皇は立憲君主の道を踏み外したのは 「2.26事件と終戦の聖断」 と 『昭和天皇独白録』 で語っています。

天皇は終戦後マッカーサーを訪ね 「You may hang me」 と言い 「どうか日本国民を飢えさせないで欲しい」 と。

では、昭和天皇は戦争を止めさせることが出来なかったのか?が、ヒナの疑問でした。

更に、家光と昭和天皇の共通点が、母のお江と貞明皇后、弟の忠長と秩父宮にもあったのですよ^^







▽コメント

 

姐さん東武側出口にある公園ですね、
私の定宿カプセルホテルがOIOIの近くにあります。
浮浪者のダンボール住宅が多かったけれど、、、、。
どこに行くのも便利な「ぶくろ」です。(若者風に詰めて)

 

昭ちゃん、「ぶくろ」は懐かしい言い方ですねぇ^^
池袋西口公園に浮浪者は、見当たらなかったです。
山本七平さんの本面白かった!!昭ちゃんのお陰ですよー
古本市で本を探すのは、ネットで購入するのとは違う
楽しみがありますねぇ。

 

姐さん近年失われたものに匂いがありますね、
マーケットの雑然とした匂いからスーパーと売り場の匂いが
消えました。
古本屋も少なくなり・あるのかなー
店舗に入ると独特の懐かしい匂いが、、、、
青空古本市なら匂ういはどうですかー
探す楽しみは最高ですね。
 ちなみに「池袋西口公園」は
「IWGP」です。(笑い)

 

昭ちゃんのおしゃる通り、匂いは無くなっていますねぇ。
他に取り立てて欲しい物は無くなって来たけど、
本を見ると欲しくなる^^;
古本市や本屋を見て歩くと、何かホッとするのですよー

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Author:日向ぼっ子
小千住生まれ、大千住育ち 江戸が大好きなおきゃんな中年増で~す。
江戸文化歴史検定1級取得


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