日向ぼっ子の大江戸散歩

現代のルーツ江戸を学んで今を探る

官僚にビックリ?!

官僚による明らかな嘘や不祥事が続いていますねぇ。セクハラは余りにも品がなさ過ぎます。ヒナは建築会社でしたが、あの官僚より少し上の世代からでも宴席で、あの様な品のない言葉はありませんでしたよー

官僚制の原型は江戸時代にあると云われ、幕府の財務を管理する勘定所が典型的だと云われています。

        大久保利通 大久保利通

戦をやることがなくなった武士が行政を担うようになり、吉宗の時代に家禄が役高に達しない者に、在職中にはその不足額を支給する足高の制を取り入れ、能力主義による人材登用をしました。

幕末近くになると、お金があれば農民でも商人でも御家人株を買って、武士になることが出来る様になりますね。

勝海舟の祖父は盲人でしたが御家人株を買い武士になり、川路聖謨も低い身分から勘定奉行となりロシアのプチャーチンと外交交渉をしました。

そう言えば、川路は奈良奉行のときに下ネタを笑いにして、手紙に書いて母に送っていましたけどね。

明治政府は官僚制を中心にすえた統治システムを築き、欧米に比べ早いペースで、戦後の行政官僚制の原型を形成したと云われています。階層的な組織と顕現構造、資格任用や競争選抜、人事システムなどの基本を成立していたというのです。

昭和前期の太平洋戦争に至るプロセスは、多くの点で官僚が主導した産業育成を伴い、国民の社会・経済的な動員の仕組みとして機能するようになりました。

戦後GHQは占領統治に、この官僚制を活用することにしたのですよ。

GHQは軍部・枢密院を廃止し、強力な権力を持っていた内務省・大蔵省も解体することを考えていました。

     明治33年内務省庁舎 明治33年(1900)の内務省庁舎

内務省は、明治の初めドイツを訪問した大久保利通が強い指導者ビスマルクの下で、官僚機構を活用した近代化を推し進めている様子を目の当たりにして強い影響を受け、強い行政権限を持つ官僚機構として設立し初代内務卿となりました。

内務省はGHQの地方自治体の首長選出方法で、GHQに従うような形を取りながら、したたかに抵抗します。更に、警察権力を分権したいGHQに対し、強化させたい内務省は分権化に消極的であったことから、解体に追い込まれます。

大蔵省は財政面の実権を握っていたにも拘らず、戦争中軍部に抗しきれなかったことを問題にされます。有事の際の軍事費は国家予算の半分近くで、日中戦争以降は75%が軍事費でした。

大蔵省は解体される情報をキャッチすると、GHQときめ細かくコミュニケーションを行い、占領統治に協力します。

時代の覇者に仕える官僚的対応の伝統を丁寧に実行し、GHQに対し自らの有用性をアピールすることによって解体を免れることになりました。

大蔵省を中心とした省庁官僚制は戦前の体制を引き継ぎ、新憲法体制が 「行政の温存と強化」 の上に成り立っていることは、否定できないといわれています。

ヒナは建築会社に入る前に農林省に半年ほど居ましたが、民間に比べ通常は忙しいように見えず、年度末になると急に出張者が増えることに驚きましたよー






遠出の江戸食?!

昨日の江戸あいとは、広目屋さんの提案で埼玉県の小川町へ 「忠七飯」 を食べに行きましたよー

  忠七飯  二葉屋
     忠七めし                        二葉旧館

小川町木呂子村は、幕末の三舟の一人山岡鉄舟の実父 小野朝右衛門の知行地でしたので、鉄舟は小川町を度々訪れていました。

割烹旅館「二葉」 の八代目店主 八木忠七の料理を食べながら酒を呑むことを好んだ鉄舟は 「調理に禅味を盛れ」 と言います。

苦心を重ね鉄舟が極めた 「剣 禅 書」 三道を山葵・海苔・柚子で表した茶漬けを出します。「我が意を得たり」 と喜び 「忠七めし」 と名付けたというのです。

 食事 食事2 
   こんな料理も出て来ます  

お茶漬けなのですが、海苔は鉄舟ゆかりの山本海苔の特別製で、秘伝のおつゆが良いお味でしたよ。

この日の小川町では、酒蔵巡りのイベントが開催されていて、たぶん通常より人が沢山集まっていたようですね。

食後二葉の近くにある 「女郎うなぎ」 店を覗いて、サイロのように見えるレンガの煙突がそびえる武蔵鶴酒造へ行きました。多くの人がお猪口片手に色々なお酒の試飲をしていました。

 女郎うなぎ  酒蔵煙突

レンガの煙突は深谷に渋沢栄一らが設立したレンガ工場があったことから、レンガの煙突が明治・大正時代に造られたということで、駅前の発展に伴い、レンガ煙突が消えたなか武蔵鶴酒造は残しているそうです。

鉄舟の剣は9歳から直心陰流、北辰一刀流を学び、書も幼いときから身につけました。生涯に100万枚の書を書いたいたという説がありますね。

   鉄舟掛け軸 掛け軸

高橋泥舟の妹を娶り山岡家を継ぎましたが、幕末 勝海舟の手紙を駿府の西郷に届け、江戸城無血開城の助けをしました。

後にこの時のことを薩摩の村田新八から 「官軍の陣営を勝手に通って行ったので、先鋒隊から知らせて来た。私と中村半次郎が追いかけ斬り殺そうとしたが、早くも西郷のところに到着して面会してしまったので、斬りそこねた。」 と言うと、江戸本所生まれの鉄舟は 「それはそうだろう。私は江戸っ子だから足は速い。田舎者ののろま男は、私の足の速さにはとても及ぶまい」 と言い返したとか。

明治になると西郷・岩倉に懇願され、天皇の侍従を10年務めます。死に至り、皇居に向かって結跏趺坐(けっかふざ)のまま絶命と云われていますね。

幕末 海舟が目立つ存在でしたが、鉄舟の功績も大きかったといわれていますよ。

曇天の空でしたが、風もなく郊外の散策も気持ちが良いものでしたが、幹事の広目屋さん出際に仕事が入ったとかで、予定の電車に乗り遅れて到着にあたふたしていたけど、前回も待合せに遅れてたのよね^^;

小川町にはいつもの二次会の店がないので、川越まで出ていつものように一時の江戸話と先日 江戸あいとメンバーに紹介した卒寿を過ぎた九州の昭ちゃんの話題で、皆から凄~い人だねと絶賛でした^ー^/







誰でも権力はお好き?!

今年のマスターズゴルフは、松山選手の不調でイマイチ楽しめないけど、大リーグのオータニサ~ンが3試合連続のホームランを打ったのは、うれしいですねぇ。

そんな若者の活躍を素直に評価せず 「まぐれ」 という老人の元野球選手は、腹立たしいですよー

公文書の改竄や隠蔽が問題になってますが、玉音放送の前日敗戦が決まると陸海軍や各省庁は一斉に公文書を焼却してしまった国柄だからでしょうか、そのお陰で戦争での問題が70年を過ぎても残ってしまっていますね。権力者の指導力を痛感します。

 婦人参政権ポスター   婦人選挙

昭和20年(1945)12月に衆議院議員選挙法改正法が公布され、婦人参政権が認められました。翌年4月戦後初めての総選挙が行われ、鳩山一郎率いる日本自由党が過半数に届かないながら第一党となりました。

未だ新憲法が公布されていない時期の首相指名は国会ではなく、明治憲法下で天皇による大命降下でしたが、占領統治されていたので、実質的にはGHQが指名していました。

GHQは鳩山が首相になることを嫌い、鳩山を公職追放にしてしまいます。

     鳩山一郎 鳩山一郎

首相候補と党の総裁を失った日本自由党は後継者を探し、幣原内閣の外相だった吉田茂に白羽の矢を立てます。

戦前の吉田は田中義一内閣で外務次官となり、天津総領事・奉天総領事と外務官僚でした。米英との対立は愚策と考え、日英同盟の復活や海軍軍縮条約、日米戦争の回避、和平工作を推し進めて来たのですね。

吉田は 「内政に興味がないので政党の総裁を引き受けることは余り考えたことがない」 と日本自由党の総裁になることを渋りますが、多くの説得を受け 「金作りをしない、閣僚の選定には鳩山は口出しをしない、総裁が嫌になったらいつでも放り出す、鳩山のパージが解けたら直ぐに君にやって貰う」 と鳩山に条件を出して引き受けます。

      吉田茂  吉田茂

昭和22年(1947)に社会党に政権を奪われますが、翌年に首相に返り咲き、昭和29年(1954)まで通算7年2カ月政権を担いました。

公職追放解除は昭和25年から行われ、鳩山の解除は1年遅れの昭和26年(1951)8月でした。解除されても吉田は総裁を譲らないので、鳩山は自分の公職追放解除が遅れたのは吉田内閣が妨害したからだと、吉田を攻撃します。

二人の政治路線は吉田は親米・富国軽軍備、鳩山は占領政治打破・自主独立を目指し、吉田は自分が官僚出身だったので、政治家に官僚出身者を多く登用しますが、鳩山を支えたのは公職追放組の政党政治家であったといわれています。

この時期は朝鮮戦争中であり、GHQの占領下でもあったので、鳩山の政治路線では政権が移るのは難しいこともあったのかも知れませんし、内政に興味がなくても権力を手に入れれば、名誉や利権得ることによって権力に執着を持つのが人の性というものだと思いますね。

二人の権力闘争は、戦後派の官僚政治家と戦前派の党人政治家の対立といわれ、吉田の退陣まで3年半も続いたのです。

戦争直後の登場人物は、今に通じる人の祖父や父なので面白く見ることが出来ますが、吉田茂の実父の経歴と養父との関りも江戸から明治への変革期と絡まって、中々面白いですよ。





散策?!

昨日は、陽気に誘われて根津神社へ行きましたよー 躑躅の季節に何度も行っているのですが、根津神社の内にある乙女稲荷の千本鳥居を見たことがなかったので、躑躅が咲く前に行ったのです。いつもは裏から入るので、昨日は正面から入りました。

根津神社は6代将軍家宣の産土神で、綱吉の養嗣子なり江戸城へ移った後に、綱豊時代の家宣の屋敷地を根津神社に献納したことから、家宣の胞衣塚や産湯井があります。

夏目漱石や森鴎外も散歩の場所だったようで、文豪の石や鴎外の石もありますね。

根津神社 神橋

躑躅が咲くと多くの人で埋まる境内とは違い、神橋から楼門へ、楼門の左側には水戸光圀と云われている像が鎮座しています。

唐門を通って拝殿にお参りして、西門を出ると乙女稲荷がありました。赤い鳥居が何本も連なっているのは、京都の伏見稲荷のようですね。

    鳥居   鳥居1

鳥居の中を歩いていると不思議な気分になると思ったら、左の立て札に1本〇〇万円の文字が・・・気分が削がれますよ~

乙女稲荷の隣には駒込稲荷があり、途中に余り見慣れない道祖神がありました。

  本殿  道祖心
      拝殿                          道祖神

躑躅は2株ほど咲いていましたが、近所の人の話ではいつもの年より早い開花だとか。

御朱印を貰い、打ち出の小槌のおみくじを引くと、なんと 「凶」。凶といっても内容はそれほど酷いものではなく、今年に入ってからのヒナの状況を考えると凶も納得でした。

  ツツジ 

裏門から登り坂を20分程歩くと、白山神社に着きます。鳥居が大きな割には、境内はこじんまりした神社ですね。

     白山神社 白山神社

人もほとんどいないのですが、かなり熱心にお祈していた女性がいたので、中々次の人が拝殿に行くことが出来ません。

拝殿のしだれ桜は、未だ咲いてます。御朱印を頂くにはもう少し時間があるので、あきらめて千駄木駅へ団子坂を下りました。

この辺は明暦の大火後に、神田辺りの寺院が移転して来たのでお寺が多くあり、門柱に象が一対立っていましたよ。

    象1  象

お釈迦様がお生まれの時に、白象が摩耶夫人の胎内に入ったという故事から、象は仏教と密接な関係があるのですね。

更に下ると、歌舞伎の初代松本幸四郎と江戸浄瑠璃の開祖といわれる薩摩浄雲のお墓と書いてあるお寺があったので、お参りしようと中に入りました。

古い墓石はあるのですが、お二人のお墓を確認することが出来ません。こんな時に江戸あいとの皆と一緒だったら、誰かが見つけてくれるのに~。

朝の3時間ほどの散策は、この季節には気持ちが良いものでした^-^/






予告?!

桜が満開になったと思ったら、今週はGW頃の陽気で、外を歩けば汗ばむほどですね。

GW頃に、びらグルメメンバーの広目屋さんが自費出版で江戸本を発刊しますよ。
江戸好きには、とても面白い本ですが、紙の本の売れ行きが悪いことから中々出版社が現れず、自費出版になってしまいました。

   表紙

300頁弱の本の校正を、昨年びらグルメメンバーでやりました。監修 「びらグルメ」 という名称では、グルメが汎用性がないということから 「びらグルメ」 改め 「江戸あいと」 となりました。

「江戸あいと」 の意味をすっかり忘れたヒナは、命名者のす~さんに聞いたところ 「江戸の住人」 ということで、当ブログも 「びらグルメ」 でなく 「江戸あいと」 に改めますね。

   はじめに2

編集後記で広目屋さんは 「洒落倒し」 は江戸っ子の遊び心を持って学ぶことが出来るような楽しい本にしたいという考えからだと書いています。

   はじめに 上記の左頁

読後は、江戸や歴史好きには面白く、歴史を知らない人には室町幕府滅亡の1573年から江戸幕府瓦解後の明治5年(1872)までの300年の日本に、こんなことがあったのとイラストと俳句・川柳・狂歌で分かってしまう優れものの本ですよー

   はじめに1 右頁

江戸あいとメンバー紹介には、江戸名で自己紹介が掲載されていますが、7年も江戸名で呼び合っている内に本名をすっかり忘れて、江戸食を食べながら江戸話をしていれば、気分は全員江戸の住人 「江戸あいと」 です。

狂句は上州の遊山さんで、中々秀逸な句が並びます。

八百善の項目で 「八百善は 大鍬亀ぬ蜀なりし」 大窪詩佛・鍬形恵斎・亀田鵬斎・蜀山人(太田南畝)の4人が、八百善で呑んでいる姿の恵斎が描いた絵を、広目屋さんが写し描き、遊さんが川柳に名前を折り込んで詠んでます。

本の値段は1500円とは聞いていますが、発刊したらブログでお知らせしますね^^




  


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Author:日向ぼっ子
小千住生まれ、大千住育ち 江戸が大好きなおきゃんな中年増で~す。
江戸文化歴史検定1級取得


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